Case Study
2019.05〜2019.11
T様がホームページから弊社にお問合せを頂いた時 ご成約頂いた物件を公開する前だったというタイミングでした。 唯一無二のロケーションに一目惚れ頂きお申込みを頂きました。 東京で持家の売却をされてから購入希望されることからスムーズに完結するか 心配しておりましたところ、即ご自宅の売却も決まり弊社が管理する 亀岡市の『お試し住宅』に引っ越してこられました。 T様は茶道をされていらっしゃることから、建物内にお茶室と水屋を造ることが 今回の改装ポイントでしたので、間取決めからT様のご意向を反映できる ことが出来ましたので、ご満足頂いたと思います。古民家再生担当 (株)中川住研 https://www.nakagawa-juken.com/
キッチン&リビング
広い和室をキッチン&リビングにリノベーション。左の壁面には、亀岡盆地を遠くまで見渡せる小窓を作りました。
右奥の扉の向こうは、お風呂場です。
洋室
元は台所があった部分は、用途を大きく変更し、洋室2部屋へ作り替えました。
お茶室
玄関横の部屋をお茶室にリノベーション。窓の下にはにじり口もついています。
茶道をたしなまれる奥様がご近所の方にお茶をふるまわれたいと作られたお部屋です。
梁の天井
天井の梁は黒く塗り、2階のゲストルームにデザインとして残しました。
T様
御主人:「前から古民家に住みたいと思っていました。 日本建築の美しさ、生活スタイルもそれに合わせたスローな感じに憧れていたんです。 歳もとるので、使い勝手をよく、ストレスなく過ごせるような リノベーションにしたいと思っていたんです。 私たちから間取りなどを提案して検討頂いたのですが、 古民家特有の様式や、構造上取れない柱と取れる柱があったりなど、 紆余曲折がありました。 元々の建物・間取りとうまく融合した物を作ろうと、 中川住研さんと何度もやり取りをしながら決めていきました。」 奥様 :「けっこう大変でしたね(笑) 間取りや、茶室を作るという特殊な所があったので、 主人が凄く勉強して、プランを色々考えて、ここまで辿り着きました。」 御主人:「古民家には「味」があるんです。 新築の家も綺麗で住みやすいですが、 古民家の魅力はお茶でいう「わびさび」の佇まいがありますね。 それは新築では出せない味だと思います。 ここも全て建て直すプランも検討したのですが、どうしてももったいなく感じて、 元々の古民家を活かしてあげたいと思いリフォームプランにしました。 実際そうして本当に良かったです。」
建物外観
壁は新しく塗り直しました。写真では分かりづらいですが、真っ白ではなく少し黄色がかった優しい色合いです。 真ん中の窓の下の木の引き戸は”にじり口”です。